働きアリと遊びアリ

1000匹の内800匹は餌を運ぶ 200匹は歩き回るだけ 遊びアリに変身 会社にいない方が良い人

 

蟻の生態を研究している先生から聞いたと言う次の様な話を聞いたことがある。 面白い話なので紹介したい。

庭や公園などにいる蟻の生態を研究課題にしている先生が、1000匹の蟻集団を無作為に集めてきて実験室で観察した。 蟻はみんないつも熱心に歩き回ってせっせと餌を集めている様に見えるが、丹念に観察して見ると、1000匹の内約800匹は確かに餌を運んで仕事をしているが、残りの200匹はただうろうろと歩き回っているだけで、全く餌を巣に運ぶような仕事はしていないそうだ。 即ち80%の働きアリのグループと20%の遊び蟻のグループに分かれることが分かった。

そこでその先生は800匹の働きアリと200匹の遊び蟻とを別々の集団に分離して観察を続けた。 すると800匹の働きアリの集団の内の80%の働きアリ(800匹x80%=640匹)は、今までどおりよく働くが残りの20%(160匹)は働かなくなる(遊びアリに変身)ことが観察された。 更にもとの200匹の遊びアリのグループは80%が働きアリに変身し、残りの20%は今までどおり働かない遊び蟻であることも観察された。 同じことを繰り返しても、ほぼ同様のことが観察されたそうだ。

さて、あなたは元々の働きアリかそれとも元々の遊びアリか。 それとも変身した働きアリか、変身した遊び蟻か。 いやいやこの話は蟻の話で人間には関係のない話であった。

しかし、会社にも似たような状況が見られる様な気がする。

こんなことを言っている人もいる。 社員の20%は会社に取って是非必要な人、他の20%は会社にいない方が良い人、残りの60%はいてもいなくてもまあまあな人であると。 一度身の回りを観察して見よう。