男女の出会い

彼女はいるか 打率3割で良し 見送りの三振は絶対にあかん 相手は待っている

 

若い人に「彼女はいるか」と聞いてみることがよくある。 すると「イヤー、まだいません」と言う答が返ってくる場合がままある。

私 :「そんなら、これはと思った相手に会うたら思い切って声かけてみ」

若者:「僕なんか相手にしてもらえないです」

私 :「そんなことないやろ。 一人の相手に声かけて駄目やったら、別の相手に声かけたらええやないか」

「野球のイチローでも打率3割やろ。 3人に声かけて一人当ったら立派なもんや。 あんたやったら、4割から6割はあたるでー」

若者:「そんなに当たりませんわ」

私 :「そんなことない。 一回ためしてみい。 いうとくけどな、バットを振らな絶対当たらへんで。 振ってみたら当たることもあるし、当たらへんこともあるわ。」

「プロでも3割やからな、まあ最悪2割でもええやないか。 そら三振するかも知れへんけど、空振りの三振やったらまだましや。 見送りの三振は絶対にあかんで」

若者:「ほな一回勇気だしてやって見ます」

私 :「そやそや、ぜひそうしてみ。 たぶん相手はそれ待ってるんとちゃうか」

若者:「ほんまですか」

私 :「ほんま、ほんま」

若者と私の会話である。 男と女の関係なんて案外そんなもので、こちらがそうしたいと思っていることを、相手もそうして欲しいと思っている場合が結構あるものだ。 特に若者どうしの場合はそれが言える。 年齢をとってくると人間がすこしづつ歪んでくるから、必ずしもストレートにいかない場合が増えてくる様にも思えるが。