誰も分かってくれない

世の中は目くら千人、目明き千人 天知る、地知る、我知る

「自分は会社で毎日こんなにも努力をしているのに、誰もそれを認めてくれない」、とか 「自分はこんなに親切にしてやっているのに、あいつは、ぜんぜん分かっていない」、とか言うことがよくあるものだ。 逆に「あいつは仕事であんなにサボっているのに、誰も気が付かない」、とか「あいつは本当は意地が悪いのに、それを知らない者が多い」とか。

しかし、そんなことに気をもんだり、あまり気を使ったりしない方が良い。 「世の中は目くら千人、目明き千人」(差別の意識は毛頭ない)と言われる。 人のすることをただ何となくうわべだけしか見ていない人も沢山いるが、しっかりと廻りの人のやることを見ている人も大勢いる。 ただ、なかなかそれが分からないだけだ。 また、「天知る、地知る、我知る」とも言われる通り、見ていない様でも誰か見ている人がいるし、知らない様でも誰か知っている人がいるものだ。