任天堂と三菱重工1999.8)

膨大な数の人達の生計に寄与 多くの人に職場を与える

 

トランプ会社からスタートした任天堂がファミコンで当たって以来多額の利益を挙げている。 社長の言によれば、3年や5年、まったく売り上げが無くとも社員に給料を払っていけるそうだ。 それはそれで結構なことだ。 年によっては三菱重工や松下電産さえも凌ぐ程の利益を上げている。

それに重工などは社員数が大きいので、残念ながら少々稼いでも一人当たりのボーナスはどうしても小額になる。 しかし、ものは考え様で、重工は5万数千人の社員とその家族、関連会社や協力会社の社員とその家族、更に取引先の社員やその家族と、膨大な数の人達の生計に寄与しているのだから立派なものだ。 それに比べて任天堂の社員数は千人に満たないであろう。 多くの人に働く場を与えることは、それ自体で素晴らしいことである。