お金の値打ち1998.12)

一面の真理 貧乏人 お金のために命を捨てる人

 

お金は大切だ。 お金は有り難い。 お金は力だ。 金のないのは首のないのと同じだ。 馬鹿でも金があれば賢く見える。 などなど昔からお金を称える言葉は多い。

どの言葉も一面の真理を言っている。 それではお金と命はどちらが大切か。 もし今飢え死に寸前の状態にある人にとっては、100円の金は命に等しい価値がある。

100円の金でパンが1つ買える。 パンが1つあれば今日一日命を長らえることができるのだから。 しかし、今時そんな貧乏人はこの日本には一人もいないだろう。 それからすると、お金は決して命と同じほどの価値はない。 にもかかわらず、お金のために命を捨てる人が何と多いことか。