パソコンは包丁に似たり(1999.8)
利用者の道具 料理あっての包丁 目的と道具を区別
パソコンの機能がどんどん進歩している。 スピードも格段に速くなったし、メモリー容量も大きくなった。
値段もだいぶ安くなり結構なことである。 しかし、忘れてはいけないのは、パソコンは我々利用者にとってはあくまで「道具」に過ぎないと言うことだ。
料理には包丁を使う。 包丁にもいろいろあって、用途に応じて使い分ける。 刺し身を切る細身の包丁、魚の骨まで一度に切る出刃包丁、パンを切る鋸刃の包丁などなど。
包丁を使って料理をする時は包丁は良く切れるに超したことはないが、あくまで料理あっての包丁である。 包丁に合わせて料理を作るわけではない。
パソコンも高速、高機能に超したことはないが、パソコンで何をするかが更に大切である。
周囲のみんながパソコンを持っているから自分も欲しいと言うのも分からないではないが、パソコンを使って何をするか、ここのところをしっかり考え、工夫をしよう。 でないとパソコンが埃を被ってしまうことになる。
目的と道具をしっかり区別して考えよう。