仕事は楽しめ1998.12)
 

仕事を面白くする工夫 Joby それを楽しむ者にしかず 創造的な仕事

 

毎日の仕事、ご苦労さん。 しかし、仕事は何とかして楽しんでやるものだ。

いやいや一日掛けてする仕事も、楽しんで一日する仕事も、給料は同じ。 同じ一日なら仕事を面白いものにする工夫をすることだ。 仕事が流れてきた時は、この仕事をどうやって面白くするか、を先ず第一に考える。 面白い仕事と面白くない仕事がある時は面白い方へどんどん首を突っ込んでいく。 すると面白い仕事がだんだん増えて、相対的に面白くない仕事が減っていく。 「 仕事の中に自分の考えをどれだけ多く組み込めるか 」、それでその仕事の面白さが決まる。 上司や同僚の考えばかりが詰まった仕事など面白いはずがない。 自分の発想、自分のアイデア、自分の計画、自分なりのやり方、自分なりの実行、などなどがいっぱい詰まった仕事こそ、やり甲斐もあり面白くもなる。

Joby という言葉がある。 job (仕事)と hobby (趣味)の合成語だ。 毎日の仕事がjobyになれば最高だ。 これは西洋の言葉だが、東洋の古い言葉にも、

「それを行う者は、それを知る者にしかず」

「それを知る者は、それを楽しむ者にしかず

と言う。 洋の東西を問わず、楽しんでやるもの(仕事 者)が、よく中身を知り(理解し)、かつ、最高の成果を行う(出す)ことになる。 いやいやすることが身に付くはずもなく、良い成果も出ない。

仕事にはいろいろな種類がる。 たった1分で済んでしまうような簡単な仕事、 3時間あれば終えられる仕事、3年掛かりで仕上げる仕事、自分の一生を掛けて積み上げる仕事、などなど。 しかし、どの場合でも考え方は同じである。

カレーうどんに七味唐辛子を入れる男がいる。 いつもうどんに七味をかけて食べるので、カレーうどんにも無意識に七味を入れる。 対象が変わっても、いつも通り何も考えないで行動する。 これでは仕事が面白くならない。

単に惰性でする仕事、単純な繰り返しの仕事、何も考えないでする仕事は、さっさと切り上げよう。 そして、よりクリエイティブな(創造的な)仕事に挑戦したい。