心配事1999.8)

この世で起きたことは必ずこの世で解決する 悪い話は早めに良い話は遅めに話す 時間は最大の難問解決者

 

日常の私事であれ、仕事上の事であれ、いろいろと心配な事が次々と出てくるものだ。 楽観的な考え方の人と、悲観的な考え方の人とでは、心配事の数は違うかも知れないがいずれにしても、心配事は尽きないものである。

しかし、あまり深刻になり過ぎないことが肝要である。 それがどんなに深刻な問題であっても、「この世で起きたことは、必ずこの世で解決する」ものだ。 決して諦めたり、悲観しすぎてはいけない。

 例えば、仕事の上で失敗をしでかし、上司やお客に報告し、謝らねばならないこともある。 こんなことを報告したら上司やお客はどんなに怒るだろう、と心配ばかりしていてもことは進まない。思い切って、なるべく早めに話してしまった方が気持ちがすっきりして良い。 どんなに怒られても決して「命まで取る」とは言わないだろう。 むしろ、心配ばかりしていては、健康を害して命を取られる方が怖い。

 そう言う意味で、悪い話は早めに、良い話は遅めに話すのが良い。 往々にしてその逆になりがちであるが、思い切って悪い話は早めにしてしまうべきである。

 特に、「時間は最大の難問解決者」である。 どうにもならない様な無理難題でも、時が経てば自然に解決している場合があるものだ。