人と人との付き合い1999/9)

仕事上の付き合い 長い期間継続する人 付き合いたくない人 win winの関係

 

社会に出ると「仕事上の付き合い」「私的な付き合い」を含めて、いろいろな人との付き合いが出てくる。  これには大きく分けて3種類の付き合いの関係があると思う。

最初の例は、仕事の関係で付き合いが始まり、その仕事が一段落すると付き合いも終わってしまう、そのとき限りの付き合いの人がいる。 この場合も、特に悪い関係になった訳ではないので、別の機会があると、付き合いが再開することもある。 仕事上の付き合いの大多数はこの部類である。 私的な付き合いの場合でも、この例が多い。

2番目の例は、最初の例にあるような一寸した仕事の関係で付き合いが始まったが、きっかけとなった仕事が終わってからも、長く拘わりが途切れず、私的なことを含めて長い期間付き合いが継続する人がいる。  

3番目の例は、仕事の関係で付き合うことになったが、仕事上の最小限度の付き合い以上にはなるべく付き合いたくない人がいる。

残念ながら3番目の例に入る人がいることも止むを得ないが、2番目の例にあるような人が多いに越したことはない。  

 長く続く付き合いは、その時々の損得勘定や貸し借りで良し悪しを判断してはいけない。 勿論損得や貸し借りは金銭上のものだけではない。 長い付き合いの間にはこちらが借りに(お世話に)なったり、逆に貸しになったり(お世話をしたり)、その時々によっていろいろである。 それを一々借りだとか貸しだとか考えていたのでは、付き合いが上手く行かず長続きもしない。 長い目で見てほぼ釣り合いが取れていれば良い訳である。 出来ることなら、お互いに得るところがあり、どちらにも大きな負担にならないのが一番良いだろう。 

ビジネス上の取引関係でも同じで、双方どちらも損をする様では勿論だめだが(何時も−− −−の関係)、どちらか片方だけが常に得をし、もう片方が常に損をする様な取引は1度や2度なら良いが、長くは続かない(何時も+− +− の関係)。

ある時はA社が得をしB社が損をしても、次の機会にはB社が得をしA社が損をするのなら、まだましである(+− −+ の関係)。

できれば両社得をする様な関係がベストである(++ ++ または、両社 win win の関係)。

勿論、人間関係は損得では計れない、或いは、損得を超越した関係ができれば、更に良いことは言うまでもない。